(4) 進路変更/交差点の右折・左折

 右左折は30m手前までに曲がる方向に寄せておく のが原則です。

 二輪車の走行位置は通行帯の左寄りを走行します。このため、進路変更するのは交差点を右折するとき、指定された通行帯を走るとき、または障害物をよける場合くらいです。


 
進路変更は手順に従って行うように練習してください。
 A 進路変更手順

 1 ミラーで後方の安全を確かめる。
 2 合図(ウィンカー)を出す。
 3 3秒はそのまま走行すること。(進路を変えてはいけない)
 4 後方の交通状況を目で確認(目視)する。
 5 視線を前方に移す。
 6 進路を変える。
 ※ 後方を目視したまま進路変更をしてはいけない。必ず視線は前方に移すこと。※
 B 交差点の通行

 実際の道路でも交差点とその付近は事故が非常に多い場所です。交差点の通行方法やその他手順などしっかり覚えて、他の車や歩行者などに危険を及ぼさないような速度と方法で通行するのが基本です。

 1 交差点に進入する場合は、必ず交差道路の左右を確認すること。信号が青の場合も必ず
   行うこと。
 2 左折する場合は、予め左に寄って走る二輪車は進路変更が必要ないはずなので、左折
   地点の30m手前になったら、合図を左につけること。左折は交差点の左側端に沿って小回
   りをすること。(大回りしないこと。縁石などは1m以上離れないこと。)
 3 交差点を右折するときは、まず手順に従って進路変更し右折地点の30m手前までに道路
   の中央線に寄せておかなくてはならない。交差点の中心のすぐ内側を徐行すること。(交差
   点の中心から大きく離れたり、中心の外側を通ってはならない。)
   対向車がある場合は、交差点の中心付近まで進み、対向車がなくなってから右折すること。
 4 交差点の右左折は原則徐行です。交差点に進入する前に徐行の合図(ブレーキランプ点灯)
   をし、10km/h以下までしっかり速度を落として通行してください。
 5 交差点では進入する前に左右の確認をしますが、そのときに自分の進行方向の交通の状況
   をよく確認すること。先が渋滞などで交差点に進入すると、交差点内で停止する恐れのある
   ときや、横断歩道上で停止する恐れのあるときは、停止線を越えて交差点に入ってはいけ
   ない。
 6 優先道路に出るための見通しの悪い(遮へい物)交差点では、必ず一旦停止し、左右の安全
   を確かめること。少し手前で停止して、少しづつ車両を前に出しながら、上体を前傾させて、先
   の状況を覗き込むような感じで確認するとよい。
 C 信号に従う

 1 信号が青でも、渋滞など先の状況によっては進めないことがあるので、よく確認をすること。
 2 黄色信号では、原則として交差点に進入してはいけない。ただし、ブレーキをかけても停止
   線を超えないと停止できないような場合、急ブレーキになりそうな場合にはそのまま通過し
   て構いません。
 D 優先判断

 交差点では、正しく優先車の判断をし、行動しなくてはなりません。走行中交差点で他車と、遭
遇したとき、優先判断を間違えると、いつまでも発進できなかったり、互いに発進して危険な状態
になってしまうことがあります。正しく判断するためには次の点を考え、素早く判断するようにして
ください。

 1 どちら側の道路が優先なのか。
 2 自分が優先なのか、相手が優先なのか。
 3 相手に対し自分が優先と判断されるとき、その他に優先の車両がないかどうか。 
                                                       
  (1) 運転姿勢/運転操作

  (2) 走行位置

   (3) 速度

  (4) 進路変更/交差点の右折・左折

  (5) 確認について

  (6) 標識/標示/信号機など

  (7) 踏切

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