(7) 踏切 

 最近は都内などは踏み切りも少なくなってきましたが、踏切は一度事故が発生すれば重大な事故になってしまう、大変危険な場所です。毎年、全国での踏切事故は数多く発生しています。わざわざ試験の課題に含まれている理由を考えて、正しい手順で安全に通過することを心がけてください。

 A 手順を覚えて変えないこと。
 踏切通過の手順をしっかり覚えて下さい。

 踏み切りを通過する前に次のことを忘れないこと。
 ア 一旦停止が原則です。停止線から2m以内で、停止線に前輪がかからないように50cm
   くらい余裕をとって停止する。
 イ ギアが1速であることを確認する。
 ウ 状況によってですが、合図などの操作が必要なときは、停止中に操作しておいたほうがいい
   と思います。
 エ 踏み切りの向こう側に自分が進めるスペースがあるかどうか確認する。
 オ 左右を大きく確認する。踏み切りの確認は目と耳で確認することになっています。他の交差点
   などの確認より、大きく確認したほうがいいでしょう。左右を2回づつ見てもいいと思います。

 B 注意すべき内容。
 踏切通過時は次の内容について、注意してください。
 
 踏切内でしてはいけないこと。
 ア 踏み切りの前後が坂になっていることがあります。坂道発進同様、発進時に下がらないよう
   注意してください。
 イ 踏切は目と耳で安全を確かめなくてはなりません。コースの中の踏切は電車は来ませんが、
   少し大きく確認をするようにしてください。
 ウ 実際の踏切内でのエンストは大変危険です。このため試験(検定)でのエンストは即不合格
   になります。エンストをしないように1速の確認と、安定した発進をして下さい。
 エ 実際の踏切内での転倒はそのまま踏切事故になる可能性があります。できるだけ車体を垂直
   に保って、転倒や足つきを防いでください。(転倒防止の足つきも不合格になります。)
 オ 踏切内はエンストや足つき防止のため、ギアの変速はせず、1速のまま通過してください。
 カ 発進は安全確認が終わったら、すぐに発進するようにしてください。手間取らないよう、手順を
   守ってスムーズに通過してください。
                                                     

  (1) 運転姿勢/運転操作

  (2) 走行位置

   (3) 速度

  (4) 進路変更/交差点の右折・左折

  (5) 確認について

  (6) 標識/標示/信号機など

  (7) 踏切

                             


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