(3) 速度 一般の道路(高速自動車国道や自動車専用道路以外の)では道路交通法に従った速度を守って走らなくてはなりません。 一般の道路で二輪車(原付を除く)の法定最高速度は60km/hです。標識や標示などで規制されていない道路では、60km/hを超える速度で走ってはいけません。もちろん標識などで規制があるときは、その速度を守らなくてはいけません。 では、試験(検定)や教習の中ではどのようにしたらいいのでしょうか? |
A 法定速度/規制速度 ア 道路交通法に従った速度を守らなくてはいけませんから、自分がそのコース上で何キロまで出していいのかよく知っておく必要があります。分からなかったら、指導員や試験官等に確認しておいて下さい。 イ コース内が標識や標示で速度が指定されているときは、その速度は超えないようにしてください。 ウ これから免許を取ろうとする人が、狭いコースの中で法定速度を超えるようなことは頻繁にないと思います。問題は最高速度の超過ではなく、速度が遅すぎることが多いのです。 エ 練習をするときは、できるだけ短い距離で定められた速度をしっかり出すようにして下さい。ある程度バイクに慣れておかないと速度を出すことはできません。試験や検定では採点する人も速度が出ない人はまだ不慣れであるという判断をします。細かいことですが、速度が出せないことに対する減点の方法もあります。 |
B 指示速度 ア 試験(検定)では「指示速度」という課題があります。指定場所で指示された速度が出せなければ減点されます。 イ 周囲の状況をよく確認して指定された速度を出すようにして下さい。渋滞などで指定された速度が出せない状況のときはこの限りではありません。 ウ 急制動は速度40km/hで実施して下さい。大きく速度を超えると急制動を失敗します。 |
C カーブ、曲がり角 ア コース内の直線部分ではしっかり速度を出さなくてはなりませんが、カーブや曲がり角では前後ブレーキを使用して、しっかり速度を落として曲がらなくてはなりません。このため、コース内は実際の道路では考えられないくらい、メリハリをしっかりつけた走り方が必要です。 イ 曲がる前までに、ふらつきが出ない程度までしっかり速度を落としてください。曲がるまでに速度を落としきれず、カーブ内でブレーキを使用してしまうと、「速度速すぎ(大)」という減点で20点も減点されます。 ウ 交差点の右左折は基本的に徐行です。厳密に言うと徐行は10km/h以下で徐行の合図(ブレーキランプ)が必要です。 |
(1) 運転姿勢/運転操作 (2) 走行位置 (3) 速度 (4) 進路変更/交差点の右折・左折 (5) 確認について (6) 標識/標示/信号機など (7) 踏切 |