坂の勾配は約10%の道路を使用し、上り坂の途中で一時停止をする。(停止目標が指定されている時はその場所)停止時に車体を後退させないよう、しっかり後輪ブレーキをかけること。安全確認後スムーズに発進する。坂の頂上付近及び勾配の急な下り坂は徐行すること。 |
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通過の仕方 | 1、上り坂の指定位置で、一旦停止すること。 2、停止したら後輪ブレーキをしっかりかけ前輪ブレーキを離せる状態を作ること。 3、後方確認をしてから長めに半クラッチを使用して発進操作をすること。 4、後輪ブレーキをかけたまま、半クラッチを使用し、車体に動力の伝達がされるのを感じながら徐々に後輪ブレーキを緩め発進すること。 5、徐行とは時速10km/h以下をいう。速度に注意すること。 |
ポイント | 1、ブレーキの操作を確実に行う。 (1) 目標で停止する際は、車体が傾かないよう、また操作が急にならないよう安定して停止させること。 (2) 停止させるときはは前/後輪ブレーキを使用する。 (3) 停止後、後輪ブレーキをしっかりかけ、前輪ブレーキを離しても車体を後退させないよう注意すること。 (4) 発進させる時、前輪ブレーキを放してアクセル、クラッチを確実に操作する。 (5) 後輪ブレーキは徐々に緩め、発進後多少引きずらせる形でよい。素早く緩めると後退、エンストの原因になる。 |
2、アクセル、クラッチ、ブレーキ操作の連携。 (1) 停止状態から発進をするとき車体が地面に対して垂直になっていること。 (2) 発進時はアクセルを大きめに開け、クラッチを次第につなぐが、つなぎきらない(半クラッチを保つ)こと。 (3) 半クラッチのために、エンジン回転が下がり始めたらエンジン回転を保つため、アクセルを足し、後輪ブレーキを徐々に緩めること。 (4) 発進してしばらくは半クラッチを保つこと。 (5) 発進し車体が安定したところで次第にエンジン回転とクラッチを通常の走行状態に戻していくこと。 |
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ありがちな失敗 | 1、停止時、車体を垂直にしていないため立ちゴケするケース。 2、発進操作が不円滑で、発進前にクラッチを放しきってエンストするケース。 3、発進時にエンジンの回転を上げなかったため動力不足で後退、またはエンストするケース。 4、クラッチが半クラッチ状態になる前に後輪ブレーキを緩めてしまい、後退するケース。 5、発進時勢いよく後輪ブレーキを緩め、急発進するケース。 |
注意すべきポイントは 1、ブレーキの操作を確実に行う。 2、アクセル、クラッチ、ブレーキ操作の連携。 失敗する人の多くは通常の発進操作でエンジン回転を上げず、クラッチ操作が雑なことが多い。 坂道発進に限らず、通常発進するときもスムーズな発進を心がけておけば難しい課題ではないです。 発進するときは通常の発進同様、後方確認を忘れないことも大切です。 |
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課題 | |
1 | 一本橋 |
2 | S字 |
3 | クランク |
4 | スラローム(小型限定を除く) |
5 | 坂道発進 |
6 | 急制動 |
7 | 波状路(大型のみ) |