長さ15m、幅30cm、高さ5cmの板の上を通過する。タイムの測定は、前輪が橋に乗ってから、前輪が橋を降りるまで測定される。規定時間以上でもバランスを崩しステップから足が離れるなどすると減点される。
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通過の仕方 | 1、一本橋の3m手前にある停止目標に前輪を合わせ、いったん停止すること。 2、合図は消すこと。 3、後方確認をしてから発進をすること。 4、後輪が降りるまで足を地面に付かないこと。 5、課題のスペースから出るときは合図と優先道路の確認し、他車の妨害をしないこと。 |
ポイント | 1、通過する速度に注意すること。 (1) 速度は速いほうが通過はしやすいが、規定の時間に達する速度まで落とさなくてはならない。 (2) 速度が遅くなりすぎると、バランスが取り辛くなり、脱輪しやすくなる。 (3) 速度の調整をできる体制を作っておくこと。 ア 橋上ではできるだけクラッチは切っておき、増速するときはアクセルをふかしながら半クラッチを使うとよい。 イ 減速はできるだけ後輪ブレーキを使うこと。前輪ブレーキはバランスを崩しやすい。 ウ 半クラッチや後輪ブレーキを使い、低速状態を維持しながらスムーズな増減速が必要。 |
2、できるだけ車体を傾けないように注意すること。 (1) 停止目標から発進をするとき車体が地面に対して垂直になっていること。 (2) 傾くとバイクは傾いた方向に旋回を始めてしまいます。僅かな傾きが脱輪の原因になります。 (3) ニーグリップが緩いと車体が傾いたことを体が把握できません。 (4) 目線は遠くを見なくてもいいと思います。ただし、車体の傾きを少しでも早く察知してください。 (5) 少しでも車体の傾きを察知したらハンドルで修正し常に垂直を保ってください。 ア 車体の傾きはハンドル操作で修正するのですが、どのように操作するかを知らないと修正できません。 イ 操作方法はここで説明すると長くなるので、こちらで参照してください。⇒ <ハンドル操作参照> |
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ありがちな失敗 | 1、発進操作が不円滑で、橋に乗る前に車体が傾いていて、乗った直後に脱輪するケース。 2、橋に乗った後もクラッチを繋ぎ放しで、アクセルが戻ったとき、エンジンブレーキで速度が落ちすぎてバランスを崩すケース。 3、体重移動でバランスを取る習慣をつけてしまい、ハンドルが使えず、バランスが取りきれなくて脱輪するケース。 |
注意すべきポイントは 1、通過する速度に注意すること。 2、できるだけ車体を傾けないように注意すること。 この2点です。バイクの操作の基本となるハンドル操作、速度の調整がスムーズ、的確にできれば問題なくクリアーできると思います。 バイクのクラッチ操作などに気を取られて、車体の傾きに対して的確なハンドル操作ができなかったり、腕に力が入りすぎてハンドルが動かせなくてバランスを崩してしまうことがないよう、まずは力を抜いてスムーズにというように意識してください。 バイクは地面に対して垂直になっていれば、指一本で支えられる乗り物です。ハンドルには力は必要ないはずです。余計な力はバランスを崩すもとです。 |
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課題 | |
1 | 一本橋 |
2 | S字 |
3 | クランク |
4 | スラローム(小型限定を除く) |
5 | 坂道発進 |
6 | 急制動 |
7 | 波状路(大型のみ) |